活字耽溺者の書評集

好きな本を自由気ままに書評するブログ。

2020-08-15から1日間の記事一覧

【書評】逃げ場なしの極寒、懐にジョークを携えて『南極で心臓の音は聞こえるか 生還の保証なし、南極観測隊』(山田恭平/光文社新書)

※この記事はHONZからの転載です。 逃げ場なしの極寒、懐にジョークを携えて 南極大陸。平均標高は2020メートルと高く、95パーセント以上が雪と氷に覆われた大地。内陸に行けば行くほど気温が低くなり、常時マイナス30℃を下回る。冬場には驚異のマイナス80℃を…