活字耽溺者の書評集

好きな本を自由気ままに書評するブログ。

2018-02-07から1日間の記事一覧

【800字書評】本屋あるあるは万国共通――『この星の忘れられない本屋の話』(ヘンリー・ヒッチングズ編/浅尾敦則訳/ポプラ社)

本書は世界で活躍する作家15人によるアンソロジーである。テーマは本屋にまつわる個人的な思い出だ。序文で編者が簡潔に説明しているので、引用してみよう。 そこは薬局の役目も果たすし、いろいろなものが混在する奇跡の場所になり、秘密の花園になり、イデ…