活字耽溺者の書評集

好きな本を自由気ままに書評するブログ。

2017-10-10から1日間の記事一覧

【800字書評】『ぬばたまおろち、しらたまおろち』 白鷺あおい/創元推理文庫

和洋ごった煮の現代お伽話 主人公の深瀬綾乃は、岡山の山奥の村で暮らす少女。小学4年生のとき事故で両親を失い、伯父の家に引き取られ、現在14歳になる。 綾乃には幼馴染がいる。お社の裏の淵の洞穴に棲む白い大蛇だ。名前はアロウ。3メートル以上の巨体を…